niyalistのブログ

東京大学 生産技術研究所でITと公共交通について研究している伊藤昌毅が、日々思うことや研究のことを書きます。

「第2回交通ジオメディアサミット 〜 スマートフォンが作り出すモビリティを考える〜」発表資料(追加中)

「第2回交通ジオメディアサミット 〜スマートフォンが作り出すモビリティを考える〜」で発表された資料をまとめてゆきます。(資料が公開され次第追加してゆきます)

  • 日時: 2017年6月19日(月)
  • 場所: 東京大学 駒場第2キャンパス コンベンションホール

発表資料

それぞれのスライドは、リンクを辿ることで、配布元からpdfをダウンロード出来ます。

セッション1: 基調講演セッション

www.slideshare.net

  • 「Public Transport in Apple Maps」

    • Ellis Verosub, Senior Engineering Manager, Maps Transit at Apple Inc.
  • 「モビリティプラットフォーマーを目指して」 URL

    • 岩田 和宏(JapanTaxi株式会社 取締役CTO)

セッション2: 新しいモビリティ

  • 「自動運転時代の乗客サービス」

www.slideshare.net

  • 「新しいモビリティモデル 狭域限定近距離運行方式」 URL
    • 田吉広(株式会社エディラインソリューションズ)

www.slideshare.net

  • 「趣味をこじらせて会社を作ってみた話」 URL

www.slideshare.net

  • 「物流オープンデータ活用コンテスト」 URL
    • 仙石裕明(株式会社マイクロベース)

www.slideshare.net

セッション3: 地図と行動

  • 「ユーザの行動に影響を与える空間情報の未来」 URL
    • 寺田 真介(株式会社tritrue)
  • 「あの展覧会混んでる?」 URL
    • hanachan

www.slideshare.net

  • 「ルート情報提示SNSパッケージの紹介と分散化の提案」
    • 山本恭大
  • 「PCDB」 URL

www.slideshare.net

  • 「真・MIERUNE地図」 URL
    • 古川泰人(MIERUNE Inc.)

セッション4: 交通データ分析

  • 「ナビタイムの乗換エンジンで2500万回検索して電車の混雑度を日本一丁寧に求めてみた話」 URL

  • 「データ分析でバスをより便利に!」

  • 「デマンドタクシーを数理的に分析してみた」

www.slideshare.net

  • 「都市における人の活動パターンとリズムを可視化 〜テンソル分解法に基づく都市データ解析〜」
    • 竹内孝(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

セッション5: モビリティの可視化とアプリケーション

  • 「魅せる!4D地図で鉄道・バスの全て」 URL
    • 川島 和澄(オギクポ開発株式会社)

www.slideshare.net

  • 「公共交通オープンデータを活用したチャットボットによる情報配信」 URL
    • 東京もぐら
  • 位置ゲームによる移動促進の付加価値」 URL

www.slideshare.net

セッション6: バスデータの世界

  • 「趣味で作るダイヤ編成支援システム「その筋屋」が生み出す世界」 URL
    • 高野 孝一(Sujiya Systems 代表)

www.youtube.com

  • 「ダイガクセイの生態とバス利用 〜郊外キャンパス生の憂鬱〜」

www.slideshare.net

  • 「足で稼ぐバス停情報」 URL
    • 佐野一昭(バス停情報研究家)

www.slideshare.net

  • 「ICTで福岡の公共交通を少しずつ支える ~地方私大ができること~」 URL

www.slideshare.net

www.slideshare.net

Apple本社からの講演も!第2回交通ジオメディアサミット開催します

ITと交通との橋渡しの場作りということで昨年開催し好評を頂いた交通ジオメディアサミットの第2回目を、2017年6月19日(月)に開催いたします。今回は「スマートフォンが作り出すモビリティを考える」というテーマを掲げ、クパチーノのApple本社の方にも講演頂く豪華プログラムを用意いたしました。是非ご参加ください!

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開催概要

参加申し込み: http://peatix.com/event/267132/

日時: 6月19日(月)14:00〜18:00
場所: 東京大学 駒場第2キャンパス コンベンションホール
参加費: 無料
受付: 当日受付の際は名刺を2枚お持ちください。
懇親会: あり(終了後に実費にて)

主催: 東京大学 生産技術研究所 瀬崎研究室
共催: 電子情報通信学会 ヒューマンプローブ研究会
後援: ジオメディアサミット運営チーム

交通ジオメディアサミット

IT業界にも実は、隠れ交通ファンっていませんか?鉄道やバス、タクシーを最新のIoT技術で何とかしたいと思っている方、いらっしゃいませんか?交通ジオメディアサミットは、IT分野と交通分野の架け橋となる場作りを目指して2016年に第1回を開催しました。私は、交通をもっとよくするためには、Web系のセンスを持ったITエンジニアがもっと交通分野で活躍するべきだと考え、その出会いと交流の場として、交通ジオメディアサミットを企画しています。もちろん、交通分野においても今とは違った、新しい技術に挑戦したいという方に積極的に参加頂きたく思います。本家ジオメディアサミットから引き継いで「オープン」「中立」「交流重視」をモットーに掲げておりますので、ぜひご参加の際は懇親会までお付き合いください!

講演者のご紹介

今回も、テーマに相応しい講演者に集まって頂きました。簡単にそれぞれの「みどころ」を紹介いたします。プログラムはただ今編集中なので、以下の順序は50音順です。

Ellis Verosub様

Appleのクパチーノ本社でMaps Transit部門の責任者を務めていらっしゃいます。Appleの方にこのようなコミュニティイベントで講演頂けるのは大変珍しく、貴重なチャンスです。Appleの地図アプリは、登場直後は批判も多かったですが、その後かなり改良されており、今も続々と機能が追加されています。今回は、日本でも昨年サービスが始まった公共交通の乗換案内に関する話を伺います。今回はWWDC2017の直後なので、新機能についても伺えるかもしれません。なお、ご本人は鉄オタだという未確認の事前情報を得ていますので、言葉は通じなくてもフィーリングは完璧のはずです。Ellisさんの昨年のWWDC2016の講演Appleの開発者向けページで公開されています。

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通訳はありませんが、ゆっくりとお話し頂けるとのこと、またコミュニティベースの翻訳サポートを計画しておりますので、日本語でもお話の概要は理解出来ると思います。逆に、Ellisさんには専属の通訳(日→英)を付けますので、日本での発表がそのまま世界に繋がるチャンスになるかもしれません!

伊藤 昌毅(東京大学 生産技術研究所)

私は公共交通オープンデータのお話をします。第1回の交通ジオメディアサミットで大きなテーマとなった路線バスのデータについてですが、それがひとつのきっかけとなり、今年3月に国交省から「標準的なバス情報フォーマット」が発表され、地方のバス事業者が、時刻表などのデータをオープンデータとして整備しようという気運がにわかに高まっています。そんな話を中心に、日本と世界、都市と地方での公共交通オープンデータを巡る最新状況を発表いたします。

株式会社ナビタイムジャパン 担当者様

株式会社ナビタイムジャパンで電車混雑予測を担当する方に、サービスだけでなく裏で何が動いているのかなどを紹介して頂きます。現在ナビタイムでは、首都圏の電車1本1本がどれほど混雑するか、時刻表の分析や一駅一駅での実地調査、様々なビッグデータを組み合わせて高度に予測し乗換案内に反映させています。朝の時間でも1本ずらせば意外と空いている電車があったりもする。それを見つけ出す乗換検索が出来るのです。日本の通勤ラッシュならではのこのサービスについてとことん伺いたいと思っています。

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川島 和澄 様(オギクボ開発株式会社)

AndroidやiPadで動作する4次元鉄道地図を開発している川島さんです。駅の3次元立体地図を拡大縮小ぐるぐるだけでも気持ちいいのに、そこには電車も走っていて、時間軸までぐるぐるです。私の甥っ子も夢中で、写真まで撮ろうとしています。電車は1両1両が描画され、カーブやポイントを通過するときの動きまでリアル、しかも好きなように時間を操れます。見てるだけで気持ちがいい、技術的にもすごいこのアプリの話を存分伺いたいと思います。

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高野 孝一 様(Sujiya Systems)

第1回交通ジオメディアサミットで「その筋屋」という自作のバスダイヤ編成ソフトについてショートプレゼンして頂き、わずか5分ながら会場が釘付けとなった高野さんに、今度は通常の尺のプレゼンをお願いいたしました。岡山県の宇野バスとのコラボで進化を続ける「その筋屋」ですが、あれから1年で、更に成長を遂げました。超高機能で見た目も楽しいダイヤ編成ソフトにバスロケ機能が加わり、Webページからバスの位置を見れるだけでなく、Google Mapsから検索したときには、バスの遅れまで考慮した経路探索が実現しています。今年3月に国交省が発表した「標準的なバス情報フォーマット」にも早速対応。この先どこまで進化するのか、目が離せません。

司 隆 様(慶應義塾大学 バス行列研究家)

現役の慶應義塾大学SFCの大学生にして、バスの待ち行列の専門家です。多いときには数百メートルにもなる大学行きのバスの待ち行列を、毎朝駅で観察し、その列の発生から解消まで記録しながら、解決策が見つけられないか探っています。最近では、日本全国バスの待ち行列があると聞けば繰り出し、その様子を調べているようです。恐らく日本唯一のバス待ち行列の専門家から、最新の研究成果を伺いましょう!

togetter.com

寺田 真介様(株式会社tritrue)

Patheeという独自の空間検索サービスを作っている寺田さんに、サービスや技術、このサービスが人の移動にもたらすインパクトなどをお話し頂きます。場所の検索は地図アプリで十分だと思っていませんか?でも本当に検索したいのは、店の名前や種別だけではなく、中で売っているものだったり、とにかく座れるところだったりしますよね。Patheeは、場所の深い意味を理解し検索出来る空間検索エンジンを備えた場所検索サービスです。このレベルで場所を検索出来るようになったときに人々のモビリティがどのように変わってゆくのか、一緒に考えてゆきましょう!

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さらに!

更にこれに加えて、「スマートフォンが作り出すモビリティを考える」というテーマに相応しい方に講演を依頼しております。プログラムのアップデートをお待ちください!

ライトニングトークの募集

ただ参加するだけでなく、自分も何かを発表したいという方もいらっしゃると思います。今回は、5分間のライトニングトーク(ショートプレゼンテーション)を募集しておりますので、我こそは、という方は参加登録に加えて「ライトニングトーク応募フォーム」にて是非登録ください。締切は6月13日(火)ですが、なるべく早めに登録頂けるとありがたいです。

ハッシュタグ(#gms_2017)

交通ジオメディアサミットに関わる最新情報は、Twitterハッシュタグ #gms_2017 にて案内します。ぜひ皆様も、このハッシュタグを付けてイベントを盛り上げてください!

(翻訳)公共交通データは誰のものか?

本記事は、CityLabに掲載されたDavid Zipper氏による「Who Owns Transit Data?」と題した記事を、著者の了承を得て翻訳したものです。公共交通オープンデータのアメリカとドイツの比較から、その推進の重要性を説いています。

補足としては、近年はドイツ鉄道(DB)もオープンデータ推進に力を入れはじめており、Webページを開設しています。駅や路線情報、長距離列車の時刻データなども公開されています。このAPIはGTFS形式ではないため、GTFSへ変換するツールが有志によって公開されています。珍しいものとしては、駅のエレベータやエスカレータの動作状態を取得するAPIもあります。

www.citylab.com


アメリカではほとんどの都市が公共交通データを完全に公開し、経路検索サービスや乗客数の増加に貢献している。一方、ドイツではほとんどの都市が公共交通データを公開していない。ドイツもアメリカにならうべきか?

2017年4月9日
著者: David Zipper
翻訳: 孕石直子

ダイムラーとポルシェのふるさと、ドイツのシュトゥットガルトは、強力な自動車文化の都市である。そして当然そこには深刻な大気汚染問題も存在する。昨年、 シュトゥットガルトの空気があまりに悪く、市長が住民に、車を家に置き、代わりに地下鉄や電車、路面電車、バスなど公共の交通機関を利用するよう求めるということがあった。

このような時、アメリカではApple Maps、Bing Maps、あるいはCityMapperなどのベンチャー企業の製品を使って公共交通機関での移動を計画するだろう。しかし残念なことにシュトゥットガルトの住民はそうしたたくさんある技術ソリューションを利用することができなかった。いずれのサービスもシュトゥットガルトはおろかドイツのほとんどの都市で使えないのだ。

なぜか?シュトゥットガルトのVVS公共交通システムが、ベンチャー企業や地図作成会社に公共交通データを公開しないからである――そうした都市は世界中にたくさんある。その結果、シュトゥットガルトの人々は、アメリカでは多くの人が当たり前に使っている経路検索ツールにアクセスすることができない。それが公共交通機関の乗客数の抑制につながり、自家用車のガス排出量を増やし、経済革新を妨げている。

実は情報の公開に関して私はこの問題に直接関わっている。私の勤務先である1776は、公共か民間かを問わず複数の交通手段の最新情報を表示するベンチャー企業TransitScreenに投資している。例えば、ある都市に住んでいて、A地点からB地点へどのように行くか、決めなくてはならない時があるだろう。料金や利便性によって、車で行くかもしれないし、バスや地下鉄に乗ったり、タクシーを使ったり、バイクシェアで自転車を利用したりするかもしれない。こうした決定をさらに複雑にするのは、UberLyft、Bridjのような、公共交通事業者のウェブサイトやアプリとほとんど連携することのない民間輸送業者の出現だ。

一歩引いて、経路検索アプリがどのようにできているのか、どのように次の列車やバスが到着する時刻が分かるのか、考えてみよう。これらのサービスは、公共交通事業者による、時刻表データや列車の位置、到着予測、および事故情報を提供するAPIアプリケーションプログラムインタフェース)に依存している。公共交通事業者は、この情報を、情報を最新に保つデータフィードとともにウェブサイト(例えばこのような)を通じて公開する。バスの乗り換えを調べようとアプリを開いたり、Googleマップを開いたりするたび、APIを利用しているのである。

公共交通事業者がデータを非公開にして儲けた例を見たことがない。

多くの公共交通事業者は、2005年にGoogleオレゴン州ポートランドの地域鉄道サービス、TriMetとの共同事業で生まれたGTFS(General Transit Feed Specification)という標準規格でデータを公開しているため、交通アプリは新しい都市に簡単に広められる。最初にGoogleに話をもちかけたTriMetの従業員であるビビアナ・マッキューは、Google MapsやMapQuestが自家用車での移動の計画を楽にするものの、公共交通にはほとんど役に立たないう不満から行動を起こしたと述べているGoogleはGTFSデータを使用してGoogle Transit(現在はGoogle Mapsの一部)を立ち上げ、4年間で25の交通アプリポートランドで誕生し、それぞれの方法で地域の人々の移動をサポートした。

このようなサードパーティーのツールは、UberやLyftのような民間の交通事業者から共有される情報にも依存している。彼らは自社のAPIの一部を公開したことについては評価できるが、独占要件のせいで広い意味での「競合他社」と同じように彼らのリアルタイムデータにアクセスすることはできない。

ポートランドに続いてすぐに、ベイエリアのBARTやアトランタのMARTAなどの交通事業者もGTFSを採用し、サードパーティーの開発者にデータを公開した。「我々はSFMTAを自分たちでは紹介できないような様々な場所にいる顧客に紹介した。」とサンフランシスコのMTAのティモシー・ムーア氏は述べている

この動きに躊躇した都市もある。ワシントンDCのWMATAは、Googleや交通ベンチャー企業にデータを提供することは、「我々にとってビジネス上の観点から最良の利益にならない」として、当初GTFSへの動きに追従しなかった。ただしWMATAはデータからどのように利益を得るかについて明らかにせず、またそもそも運行スケジュールは公共の情報のため、合法的に利益を得ることができるのかどうかも明らかではなかった。交通推進者や起業家からの圧力により、WMATAは態度を軟化し、最終的にGTFSを受け入れた。

今日、アメリカの地図によれば、事実上すべての交通機関のデータがGTFSとして利用できるようになっている。GTFSは世界中の約800の交通事業者によって使用されている、最も一般的な国際標準なのだ。ノースカロライナ州シャーロットのようにいまだデータを公開していない都市もあるが、GTFSが登場してから11年、データを非公開にすることで利益を上げた交通事業者はただの一例も見ていない。

しかし、交通事業者がデータの公開に抵抗し続けている場所では話は全く違っている。ドイツはその最たる例で、ドイツ国内で現在GTFSを利用している都市は、ベルリン、マンハイム、ウルムのたった3都市である。これ以外の都市では、VDV 452と呼ばれる1980年代に生まれた独自の国内交通データ標準を使用している。しかもVDV 452データへのアクセスには許可を必要とする。シュトゥットガルトのような都市には、交通オープンデータポータルは存在しないのだ。730億ドルの資産を有するGoogleは資金を投入してシュトゥットガルトのデータにアクセスしGoogle Mapsに投入しているが、TransitScreen などその他のサービスは、Apple Mapsですら、そこまでしてデータを得ようとはしない。大気汚染の削減や温暖化対策に取り組むドイツ。経路検索につまずいている場合ではない。

なぜドイツでこのように抵抗が強いのか?交通データを手放すことへの躊躇を研究するある研究者は、多様な品質の交通アプリに門戸を開くよりは、単一の「公式」マッピングツールを提供したいという事業者の思いに言及している(ただしアメリカの例では、市場自体が淘汰・整理にかなりうまく機能する)。最近、ドイツの連邦運輸デジタルインフラ相アレクサンダー・ドブリント氏にこれについて質問する機会があった。ドブリント大臣はドイツの都市がオープンデータにについて遅れていることを認め、潜在的収入を逃してしまう恐れを述べた――7年前にアメリカのいくつかの都市で起こった事である。「データ最小化の原則から離れ、創造的で安全なデータ資産へと移行しなければならない」と大臣は言う。「公共のデータはオープンデータである。」

ドブリント大臣には難題が待ち構えている。最近のある研究も、シュトゥットガルトのリアルタイム経路検索について、政府の運輸協会が提供したアプリを称賛し、GTFS標準を採用して経路検索会社を惹き付けることについては全く触れていなかった。

これは機会の損失である。何年も前にアメリカの都市が学んだように、交通事業者が自分たちのデータを手放さないことは、事業者自身にとっても乗客にとっても害となるのだ。

著者について

David Zipper氏は、現在ワシントンD.C.のスタートアップハブである1776のパートナーであり、スマートシティやモビリティベンチャーへの投資を監督している。これまで、ニューヨーク市マイケル・ブルームバーグ市長のNYCビジネス・ソリューションのディレクターを務めた後、彼はワシントンD.C.の2人の市長のビジネス開発と戦略のディレクターを務めた。

公共交通オープンデータ 能美市の取り組みとその未来

2017年1月21日(土)に、石川県能美(のみ)市を訪問し、能美市が主催する公共交通に関する講演会&アイデアソンにて講演いたしました。能美市では、今年1月に市が運行するコミュニティバス「のみバス」の時刻表データをオープンデータとして公開しました。今回の講演会は、それにちなんだイベントでした。

この記事では、日本における公共交通オープンデータの先進事例であるのみバスの事例を紹介しながら、今後の可能性を考えてゆきます。

石川県能美市

能美市は、石川県の加賀地方、金沢市の西に位置する人口約5万人の町です。2005年に根上(ねあがり)町・寺井(てらい)町・辰口(たつのくち)町が合併して出来ました。市域は白山を源流とする手取川扇状地となっており、江戸時代から九谷焼の産地として知られています。市内には北陸自動車道が通り、北陸先端科学技術大学院大学JAIST)が立地するほか、豊富な伏流水に恵まれていることから、近年は製造業の誘致も積極的に進めています。能美市(旧根上町)出身の著名人として、森喜朗元首相や松井秀喜氏がいます。

「のみバス」とは

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のみバスは、能美市が運営するコミュニティバスです。合併前の各町域を回る3系統の「循環バス」と市域全体を縦断する「連携バス」という大きく4系統が運行されています。運行は加賀白山バスに委託しており、小型バスが1月1日〜3日を除く毎日同じダイヤで走ります。運賃は100円の定額を降車時に支払い、乗り継ぎの際には乗り継ぎ券を発券してもらうことで乗り継ぎ先のバスは無料で乗車出来ます。

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自分の理解のために路線の全体像を図示してみましたが、各系統は、実際にはかなり複雑です。各地区の循環バスは、根上地区にはJR能美根上駅を発着として4方面の循環バスが、寺井地区には2方面の循環バスが、辰口地区には2方面のバスが走っています。連携バスは、東行きが1日16本、西行きが17本走るのですが、各便ごとに違うバス停に停まるのでは?と思ってしまうほどです。図はかなり簡略化しているのですが、実際は更に複雑な経路となっています。連携バスと各地区の循環バスの乗り継ぎ地点として、図に示した4つのバス停が案内されているのですが、路線図をみてみるとこれ以外にも重なっている部分があり、乗り継ぐことが出来そうです。

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ここまで理解したところで、再度Webにあるパンフレットを見るのですが、地名も地形も位置関係も分かっていない部外者にとっては、未だに分かりにくいです。例えば「JRの能美根上駅から九谷焼資料館に行きたい」と思ったとき、どのバスに乗ったら良いでしょうか。そのあと松井秀喜ミュージアムに行くとしたら、どのバスに乗ったらいいでしょうか。本数の少なさも相まって、不安なく移動出来るとはとても言いがたい状況です。もちろん、1つのパンフレットであらゆる人の要求に応えられないのは当然です。この点でも、オープンデータの公開はとても良い選択だと思いました。

公共交通オープンデータ公開の実現

能美市は現在オープンデータ事業を積極的に進めており、アイパブリッシング株式会社の支援のもと、2017年1月にのみバスの時刻表や路線図データをオープンデータとして公開しました。アイパブリッシング株式会社は、Code for Kanazawaの代表を務める福島健一郎氏が経営する金沢にある企業で、スマートフォンアプリの開発のほか、オープンデータに関連する事業も手がけています。公開に当たっては、公共交通データの世界的なデファクトスタンダードであるGTFS形式を採用し、ライセンスとしてCC-BY 4.0を採用しています。現在、能美市オープンデータ事業のWebページからダウンロード出来、出典を示せば、商用も含めて誰でもこのデータを使うことが出来ます。

ここで採用しているGTFS形式とは、2005年にアメリカ合衆国ポートランド市の公共交通事業者TriMetとGoogleとがデータ提供に際して策定したフォーマットであり、駅やバス停、路線や時刻などを複数のCSVファイルに記述したうえで1つのZIPファイルに圧縮したファイル形式です。現在は、世界中の数百の公共交通事業者がGTFS形式で自社のデータをオープンデータとして公開しています。Google MapsやCitymapperをはじめとして公共交通の経路探索が出来るスマホアプリが数多くありますが、多くが、オープンデータとして公開されているデータを収集してサービスを実現しています。

実は日本では、「ジョルダン」「駅すぱあと」などの乗換案内サービスが1990年代後半より時刻表データに対応した経路探索を実現しており、その時からJRのダイヤデータなどが時刻表の出版社によって有償で流通する仕組みが整っています。私鉄やバス事業者のデータも、乗換案内サービス事業者の努力でデータ収集が行われています。このため、鉄道や主要バス路線に関してはオープンデータが活発になる以前から乗換案内サービスで検索出来ていました。しかしこの方式だと、地方のコミュニティバスのような、小規模で乗客が少なく、乗換案内サービス事業者がコストを掛けてデータを収集するには見合わないバス路線はいつまで経っても乗換検索が出来ません。そこで、公共交通事業者が自らのデータをオープンデータとして取り込みやすい形で公開し、乗換案内サービスによる採用を目指す取り組みが活発になってきているのです。

現在、私が関わっているOpenTrans.itを通して、静岡県焼津市島田市コミュニティバスのデータがCC-BY 4.0のGTFS形式で公開されています。また九州産業大学稲永健太郎准教授らによって、福岡県新宮町のコミュニティバス「マリンクス」のデータが整備されています。また山梨県山梨交通富士急行など大手を含めたほぼ全域の路線バスデータが、山梨県バス協会、山梨大学の豊木博泰教授、株式会社YSK e-comらによってオープンデータとして公開されます。乗換案内サービスの側でも、既にGoogleは「Google 乗換案内パートナー プログラム」という形で公共交通事業者によるデータ提供を受け付ける窓口を設け、手続きや必要なフォーマットなどを案内しています。今後、これ以外の乗換案内事業者に関しても、ぜひデータを受け付ける窓口を開設して頂ければと思います。

何が出来るようになったのか?

現在、のみバスのオープンデータはGoogleに採用され、Google Mapsから誰でも検索出来るようになっています。私の実体験を通して、どのような検索が可能になったか例を示したいと思います。

まずは市内で宿泊した「能美市ふるさと交流研修センター さらい」から「九谷焼資料館」へ、朝10時の出発として検索すると次のような検索結果が出てきます。地点から地点への検索なので、九谷焼資料館の最近傍のバス停を通る便でなくても、歩けば目的地にたどり着くことが分かります。

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九谷焼資料館は歴史的な作品や人間国宝による作品などがたくさん展示されていてとても良かったのですが、ここではバスの話を進めます。12時過ぎに今度は松井秀喜ベースボールミュージアムへ向かおうと検索してみます。すると以下のように、2回の乗り継ぎで着くことが分かりました。2つめの乗り継ぎバス停「根上ショッピングタウン」は、のみバスのパンフレットでは特に乗り継ぎバス停として案内されていなかったので、慣れた人でも探すのが難しい経路だと思います。

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しかし結局このルートには乗車しませんでした。雪の降る中で2度もバスを待つこと、到着したバス停「サンタウン南」から更に2km歩く必要があることが理由です。 結局この日は、金沢に向かうことにしました。金沢21世紀美術館を目的地に検索すると、以下のように寺井中央で北鉄バスに乗り換える経路が案内されます。47分も待ち時間があるのですが、地図を確認すると周囲に喫茶店などがあることが分かり、安心してこの経路で金沢に向かいました。

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地域に密着したコミュニティバスは、路線名やバス停名を聞いても場所が想像出来ず、外来者が利用するのは困難でした。また、地域住民の要望もあり経路が入り組んでおり、旅行者にとって便利な路線とは限りません。しかし今回、Google Mapsを通して調べることで、こうした困難を感じることなく、乗換を含めたバス情報を得ることが出来ました。見ず知らずの土地で、全く不安を感じることなくバスを利用出来るのは、個人的にも強烈な体験でした。

これ以外にも、ウィジェットを用いれば現在地付近のバス停のバス出発情報なども得ることが出来ます。この機能などは、バスをよく知る地元の人にとっても便利な機能ではないでしょうか。

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オープンデータを使ったスマホアプリは、特に許可や課金なども要らず誰でも作れます。今回はGoogle Mapsの活用事例でしたが、ぜひこれを越えるバス体験をもたらすアプリが続々登場することを期待しています。

講演会とアイディアソン

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さて、今回能美市を訪問した目的は、能美市にある石川ハイテク交流センターでの公共交通に関する講演会&アイデアソンにおける講演でした。おかげさまで、地域の方を中心に40名近い方がお越しくださり、私の講演を聞いて頂きました。この中では、Google Mapsによるバス検索のデモや公共交通オープンデータの意義などをお話しさせて頂きました。参加者はITに詳しい方ばかりではなく、理解が難しいところがあったかと思いますが、何か伝わるものがあったならば幸いです。

www.slideshare.net

公共交通オープンデータの話をするときは、「スマホアプリに載せるために公共交通オープンデータを実践しよう」という話をしてしまうことが多いのですが、今回は、市民の方がたくさん来られると言うことだったので、まちづくりの取り組みとして「市民が行政と同じ目線で一緒に公共交通を考える手段の一つとしてオープンデータを実践しよう」という話をしてみました。交通を考えることは、まちづくりを考えることそのものです。ただこのあたりは、まだ私のほうも考察不足、経験不足です。今回のような場を通して、更に勉強せねばならないと感じています。

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私の講演のあとは、5、6名の班に分かれて公共交通について考える「アイディアソン」を行いました。私のグループでは、今は自動車に乗っているが数年内に免許の返納も考えているという市内の70代前後の方3名などと一緒にあるべき公共交通の姿を考えました。日頃接する機会のない年代の方の話をゆっくり伺うのはいいですね。グループの別の方からの、「のみバス体験ツアーをやろう」という提案に、前向きに応じられていたのが印象的でした。私の限られた体験でも、のみバスをうまく使えば意外といろいろなところに自由に行くことが出来ます。まだ車があるうちに公共交通も知っておく努力が、市民の側にも必要ですし、運営する側にもそれを伝える努力が必要だと感じました。

今後への期待

能美市コミュニティバスデータが公開され、Google Mapsに掲載されたことは、近隣の市にとっても刺激になったようです。是非この流れが続いて、この後もデータ公開が続くことを願っています。また、Google以外の乗換案内サービス事業者に関しても、ぜひオープンデータ公開を後押しするメッセージがあればと思っています。

オープンデータを利用したアプリとして、今回はGoogle Mapsを紹介しましたが、もちろん誰でもあたらしいアプリを開発出来ます。能美市には北陸先端科学技術大学院大学JAIST)があり、IT人材も豊富です。ぜひ先進的なデータ環境を舞台に、あたらしいアイディアの詰まったアプリが次々と開発されることを期待しています。

今回のデータ整備の技術的な部分に関しては、アイパブリッシング株式会社の努力がありましたが、今後こうした取り組みが拡がるためには、より簡単にデータ整備が出来るようなツールの充実が必要です。OpenTrans.itでは簡易なWeb入力インタフェースを用意していますが、より洗練されて使いやすいデータ整備ツールが充実することが必要です。

データ整備はいちどですむ取り組みではなく、今後継続的に更新してゆくことこそ重要です。時刻表改正のたびのデータ整備を容易にするためにも、 理想を言えば、いちど整備したデータから、運輸局への届出、バス停へ掲示する時刻表、車内アナウンスや運賃箱向けのデータなどが自動的に出力されるようなワークフローが出来ることが望ましいです。

講演の中でも触れたのですが、オープンデータの公開は単にデータが拡がることでバス利用が便利になるだけでなく、データの公開が、新たにバスサービスを考えるきっかけに繋がります。具体的な例としては、アプリで何件の検索が行われるのか、どこの区間で検索が多いか、何時間も待たせる検索結果が何件出ているかなど、アプリの利用ログデータを集計することで、バス路線を評価し、より良いサービスを検討する際の基礎データが得られたりします。

現状では、まずは乗換案内サービス事業者へデータを提供するまでが目標となっています。しかしその先に、公共交通事業者や乗換案内サービス事業者、市民や自治体などが力を合わせて、より良い移動サービスを構築していく未来があると思っています。そんな未来を実現するために、私も力を尽くしたいと思っています。

IT Offers Opportunities to Public Transport: Have a Clear Vision to Lead the World

Tokyo Kotsu Shimbun Jan 9, 2017: 3. Print.

(Original article is written in Japanese.)

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Six years have passed since I became involved in Japanese public transportation as a researcher of information technology. While route buses in small cities in Japan have been in a very severe situation due to the decrease in public transit ridership in the past several decades, with the recent development of information technology such as smartphones, the automatic vehicle location systems and applications are able to be installed a hundred times or more cheaper than it was in the past. Also, in small cities, you do not have to consider the existing systems and services which might have already been installed in big cities. All these allowed me to study at the cutting edge of technology development. My own interest has also shifted from introducing the systems and services used in the urban areas to the rural areas to improving the efficiency of public transportation using IT and searching for better transportation that is realized with IT.

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The impact of IT on public transportation is not limited to my personal history. There is a big movement around the world that explores new forms of mobility with sharing vehicles utilizing smartphones and cloud computing. This is based on the trend shifting from individual car ownership to mobility services and also the movement aiming toward smart city, where infrastructure including electricity and transportation is highly controlled by information technology, efficient and environment-friendly, and where it is safe and comfortable to live. Public transportation, which had been thought to be obsolete especially in rural areas, is now being re-evaluated with its efficiency and eco-friendliness. Being put in contemporary context, public transportation is now the showcase of the latest technology.

Theodore Levitt, an American economist, says "People don't want to buy a quarter-inch drill, they want a quarter-inch hole." Putting it in practice in the mobility field, "Mobility as a Service" (MaaS) has started from Europe. You can search and compare mobility services such as railroads, buses, car sharing, bicycle sharing as well as to make reservations and payment all at once with a single smartphone application in one stroke. Users want to reach somewhere rather than want to ride on something, so the smartphone application builds and provides services that combine various means of transportation.

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Today, automotive manufacturers all over the world are trying to incorporate public mobility services into their business. There was a big move such as Daimler started car sharing service called car2go in 2008, and in 2016, Ford Motor Corporation being in the process of acquiring Chariot, a commuter shuttle service company in San Francisco city, and Volkswagen Group launched a new mobility services company, MOIA. Investment in ride sharing by automobile companies is also the way to explore new mobility. 2016 was the year when the future image of a private car and the future image of public transportation overlapped for the first time.

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When Japanese bus and taxi operators discuss over new mobility, they tend to regard it as a threat to their business from abroad. In logistics, however, it is Japan that established a world-class high-level service such as courier services and convenience stores. Do not fuss around overseas trends; Japan should have the power to set up a new vision of public transportation that takes the lead in the world. Let’s work together for it.

Masaki Ito

Research associate, Institute of Industrial Science, The University of Tokyo. Received B.A. in Environment and Information Studies in 2002 and Ph.D. in Media and Governance in 2009 both at Keio University. Assistant Professor, Graduate School of Engineering, Tottori University from 2010 to 2013. Current position since 2013. Specialties are ubiquitous computing and spatial information technology. Currently he is interested in information technology and public transportation, and is engaged in developing smartphone apps for advanced mobility, analysis of big data in public transportation, and promotion of open data.

Uber雑感

SIGSPATIAL参加のためにサンフランシスコ出張。10月30日に到着して、11月4日に発つ5泊の間に、4回Uberを利用。やっぱりアプリの出来はとても良く出来てて、ITサービスとしての完成度の高さはさすが。このクオリティのシステムを作るにはそれなりのITエンジニアがそれなりの人数、期間をちゃんと思いを持って携わっていないと出来ないはずで、こういうのはシステムを外注してたり経営層にITへの理解がない事業者からは中々出てこない。ITエンジニアの転職が多くて、良いものとは何か、どう作るかという感覚や考え方が広く共有されてることも背景だと思う。なお、滞在中に大きなアップデートがあり操作方法が変わって戸惑った。ちゃんとスクリーンショットを撮っておけば良かった。

 

とにかく外国人にとって嬉しいのは、近所の雑貨屋にすら治安や歩道の整備不足とかで行きづらいアメリカで、Uberの登場で初めて移動の自由を得たこと。呼べばどこにでもすぐ来るし、タクシーと思えばそれほど高くない料金でどこにでも行ける。車を持っていない旅行者が感じる移動の絶望的な不自由さが、この数年で一気に解消した感覚がある。アメリカ人にとっても近い感覚はあるんだろうな。

 

こういう感覚は、公共交通機関が発達したヨーロッパの街ではほとんど感じなかったし、流しのタクシーがすぐ捕まる中国の都市でも感じなかった。日本に来た外国人は果たしてどう感じてるんだろうか。

 

1回、かなり近距離をお願いした時にアプリの操作で迎えに来る車が割り当てられたのに、その車が中々こっちにこなくて周りをウロウロしてた事があった。結局キャンセルしたんだけど、おそらく乗車拒否をされたような気がする。

 

ドライバーが、1人は移民、あとは多分アメリカ人、1人は耳が聞こえない方のようだった。ちゃんと稼げてるんだろうか、みたいな話は出来なかった。1人は、ゴールデンゲートブリッジに向かう途中で観光案内的なこともしてくれてありがたかった。

 

ドライバーを評価する仕組みは、生活がかかっているのが分かるのでこっちも緊張するね。日本の感覚だと中々満点って付けにくいけど、特に瑕疵がなかったら満点なんだよね。ということで今回も皆五つ星。あと、その人にあった評価軸の定型文からコメントを選べるようになってたのが面白かった。「観光ガイドがとても良かった」みたいな。

 

よく問題になる安全性に関しては、正直よくわからない。運転や地元の道に慣れてる人の運転という感じで、不安は感じなかった。これが仮に日本人同士で、自分もよく知ってる道だったらどう感じるんだろうか。女子学生には1人で乗るのはやめた方がいいと言ったけど、他の手段よりは実際のところ安全かもしれない。まあ、そもそもアメリカで夜1人で出歩くもんじゃない。

 

サンフランシスコにはUberAirbnbの本社があるので、余計にこの町の風土に合うのかもしれない。

 

個人的にもう一つ欲しいと思った交通に革新をもたらすアプリは、「モーゼ」というやつで、信号や歩道が十分整備されてないアメリカの街で、ボタンを押すと車が止まってくれて歩いて横断できるようになるアプリ。誰か作ってくれないかな。

State of the Map Japan 2016 発表資料(勝手リンク集)

2016年8月6日(土)に赤羽会館にて開催されたOpenStreetMapのカンファレンス State of the Map Japan 2016 で発表された資料のうち、公開されたものに関してリンク集を作成しました。抜けがあったらご連絡下さい。 会場の雰囲気はこちらのTogetterで。

togetter.com

基調講演

www.slideshare.net

講演(午前)

  • 「今の情報」がOpenStreetMapの可能性を広げる。 業務・ビジネスの支援システムへの応用
    • 相川 哲盛 (株式会社日立製作所 産業・流通ビジネスユニット エンタープライズソリューション事業部 CIS本部 スマートモビリティ開発部 部長)

スロットグループA

  • こんなところにOSM

    • loglogy
  • 避難所支援システムにおけるOpenStreetMapの利用

    • 山下 幸祐

speakerdeck.com

  • 地図と構内図と公共交通が融合する未来について
    • 川島 和澄

スロットグループB

  • OSMのデータ取り込みツール、ライブラリの解説
    • 松澤 太郎 (@smellman)

speakerdeck.com

www.slideshare.net

  • 刷新された CARTO で OSM データを活かす

講演(午後)

speakerdeck.com

スロットグループC

www.slideshare.net

  • OSM Fukushima 3D城郭建立記

    • 目黒 純
  • 山下 康成

    • 京都は攻めている!

スロットグループD

  • Mapillary – Photos and Data to Improve your OSM Editing

    • Mapillary (飯田哲による代読)
  • Mapillaryは何ができ何を残せるのか

    • 宮森 達弘
  • 地域課題解決型位置情報ビジネス

    • 林竜彦(株式会社デザイニウム)

スロットグループE

www.slideshare.net

スロットグループF

  • グラフィックコンテンツとしてのOSM-PBMap

    • 村松 和善(東京カートグラフィック株式会社 営業部 課長)
  • OSM:人のつながり、時間の重なり

    • ikiya

ライトニングトーク

  • 日本版 tracktype=grade1 or highway=unclassified

www.slideshare.net

  • Garmin地図データ作成の苦労

www.slideshare.net